稲田屋 阿藻珍味稲田屋 阿藻珍味

会社概要

会社名 株式会社 阿藻珍味
代表者 代表取締役社長  粟村 元則
本社所在地 〒720-0202 広島県福山市鞆町後地1567-1
TEL. 084-982-3333 FAX. 084-982-1070
資本金 2000万円
設立 昭和24年8月22日
従業員数 210名(2020年3月現在)
直売店 ・鞆の浦鯛匠の郷本店 ・さんすて福山店 ・銘店舎 松永店
・ekie広島店 ・東深津店
・小魚阿も珍 川口店、駅家店、神辺店、松永店、さんすて福山店
・さんすて岡山「ままかり専門店」 

『稲田屋』について

 福山市民の「ソウルフード」とまで呼ばれ、101年間愛されていた老舗大衆食堂「稲田屋」の関東煮(かんとうに)肉丼(にくどん)
 しかし、残念ながら令和2年(2020年)9月に惜しまれつつ稲田屋は閉店しました。
 
 令和2年(2020年)12月に阿藻珍味は稲田屋より屋号と看板商品のメニュー・ノウハウを譲り受け、関東煮や肉皿などを展開していくことになりました。

 もともと、稲田屋の稲田 正憲(いなだまさのり)社長(当時)と弊社の会長・阿藻 盛之(あも もりゆき)はお付き合いがありました。
 話をするなかで、阿藻が「もし後継者がいないなら、教えてよ!」という話をしていたそうです。
 それは稲田屋さんが閉店するずっと前の話。軽い冗談として話したことでした。
 しかし令和2年になり、本当に稲田屋さんが閉店すると稲田社長から連絡があって、会長はとても驚きました。
 市民に愛されている味を残すため稲田さんの力になれるならと、会長は阿藻珍味として稲田屋を受け継ぐことを決意しました。
 ただし、ほかにも継承したいというかたもいたそうなので、あくまでもほかに継承候補がいない場合に阿藻珍味が継承させてもらおうという気持ちでした。
 そして、令和2年12月15日に事業の譲渡が完了しました。
 弊社が譲り受けたのは、屋号と看板商品のメニュー・レシピです。 
 最初は、稲田屋の看板商品で「福山市民のソウルフード」といわれている関東煮と肉皿の持ち帰り販売を始める予定です。
 屋号も継承していますので、阿藻珍味としてではなく「稲田屋」として販売をしていきます。

稲田元社長と阿藻珍味従業員画像

稲田屋の味を継承するにあたって

「稲田屋の味をしっかりと守っている」
と皆様に思っていただけるよう、
特に「関東煮」は教えていただいた原料・調味・調理方法を忠実に守り、
譲り受けた道具を使い、これから作ってまいります。

「お店の味を忠実に守っていく!」
その信念のもと、製造してまいりますので、残念ながら量が作れません。
数量限定で販売することをご了承ください。


備後とことこ「あの『稲田屋』が復活!老舗の海産珍味店「阿藻珍味」が郷土料理の味を守るために奮闘中!」

稲田屋『関東煮(串)』

今後の展開について

まずは、関東煮(串)の持ち帰りのみを検討しております。
初めは試験的に限定出店し、状況を見て固定店舗を出店していきたいと思っております。
ある程度軌道に乗ってきたら、肉皿の持ち帰り販売も視野に入れていければと思います。

そして、福山のみなさまに「阿藻珍味は稲田屋の味をシッカリと守っている」と思ってもらえるようになれば、
将来的には、飲食店というスタイルにも挑戦してみたいなと思います。

まずは、阿藻珍味が作る「関東煮」の味を地元のお客様に認めてもらうところから。

稲田 正憲さんと粟村元則

阿藻珍味 社長より

私たちは、今まで水産加工品が中心でした。尾道ラーメンも、海産物の知識や技術を生かしています。
いっぽう、関東煮も肉皿も肉。魚介は得意分野ですが、肉という分野は新たな挑戦です。
ですから稲田屋さんを継承することは、阿藻珍味にとって新たな力になると思っています。
また弊社の商品は、土産物向けのご利用と地元の家庭向けのご利用が半々くらいでした。
コロナ禍になり、土産物向けの売上は減少しましたが、地元向けの売上は上昇したんです。
なのでコロナ禍をきっかけに、地元のお客様のありがたさを感じています。
稲田屋さんは、福山市民に長く愛された店。
地元のお客様に向けて、慣れ親しんだ味を提供できればと思っています。

「関東煮」へのこだわり

『関東煮』とは、串にブタやウシの内臓肉を刺し、甘いタレで煮込んだものです。ガツ(ブタの胃)とブタの小腸を刺した「シロ」と、フワ(ウシの肺)とブタの小腸を刺した「クロ」の2種類の串です。

『関東煮』ができるまで

稲田屋の関東煮作り方1 稲田屋の関東煮作り方2 稲田屋の関東煮作り方3 稲田屋の関東煮作り方4
 ①  ②  ③  ④ 
稲田屋の関東煮作り方5 稲田屋の関東煮作り方6 稲田屋の関東煮作り方7 稲田屋の関東煮作り方8
⑤  ⑥  ⑦  ⑧ 

稲田 正憲さんと阿藻珍味

関東煮の味を引き継ぐために

海産物にはない、肉ならではの作業があることがとても大変で、一番大変なのが慣れない肉の下処理です。
下処理はかなり細かい作業があり、ひじょうに手間や時間がかかります。
今は1人でやっているんですが、1人で2時間くらいかかりました。
しかもうまく下処理ができていなかったら、味に影響が出てしまいます。
だから、気の抜けない作業。
あとは串打ち(肉に串を刺す作業)も、手作業なので時間がかかって大変だなと感じました。
稲田屋の味を守るため、肉も調味料も、すべて稲田屋さんと同じものを使用しています。
稲田さんから取引先を紹介され、そのまま同じ取引先から仕入れることになっています。
つくり方や味が同じでも、やっぱり同じものを使わないと同じ味は出せないと思うんです。
ですから同じ肉、同じ調味料を使うことにはこだわりました。
味や調味料の分量など、分量などを数値化して、わかるようにしていかなければいけません。
これが大変な作業だと思います。
ですから、本当の勝負はこれからだと考えています。